ほーぷじぇらしぃ大作戦☆後編  



「ごべぇぇ!」 ズガゴォォォン
「えぇい!破岩掌!」ボスッ
 ラグナスの誘導がほぼ終わったのはいいのだが・・・
大きすぎてどうにも攻撃が効いている様子がまったくない。
ブゥン「ごべぇぇぇ!」「サンダーブラスト!」バンッバリバリッ
 攻撃を避けるのは簡単だけどリーチが違いすぎる。
 ラパードの攻撃がヒットしたがあまり効いているとも思えない。
「・・・くっ・・・ちょっと間を取るわよ!」
「あっちに確か川あったから・・・この先分かれ道5本目を右だっ!」
 とりあえず攻撃を止め逃げながら作戦を考える事にした。
ダダダッ
「あ〜もぅ!アンタもうちょっと派手な魔法とか使えないわけ?」
「そんな魔法使ったらこの辺クレーターになるから不可!」
 くぁ〜、もう。加減出来ないっての?やっぱお子様だから!?
とにかく走った。
あのデビルビーストは足の速さは普通?なので逃げようと思えば逃げられる。
でもにげてちゃダメじゃないの。どうにか倒さないと!

「ごべぇぇぇ」 ズーン    ズーン   
 結局その"どうにか"が思いつかないうちに町の中のただ広くて何もない公園に着いた。
その公園の奥の森の中に隠れる。
デビルビーストはここからでも見えなくも無い。
「ふぅ〜、で、一体全体どうしようってのよ。策とか無いの?」
 とりあえず腹いせに横の存在に怒りをぶつけるように喋る。
「ルルーは有るの?策」
「うっ、無いけど・・・」
「はぁ・・・」
 何ため息なんかついてんのよ!ムキーッ
「何よ!今考えてるんだから何も呆れる事ぁ無いでしょ!」
「じゃ・・・やりますかね」

「・・・はぁ!?」
「うっし・・・ふぅぅぅぅ・・・」
 そう言うと突然気、もしくは魔力?を練り始めた。
もしかして・・・さっき言ってたクレーターを?げっ!?
「ereakimusuraedimonimayo yonomekisediiroyimay←」

 あぁぁぁ!?もしかして私のこと忘れてんのね?そーなのね!?
 そんな事を考えている間も私の耳には適当語にしか聞こえない詠唱は続く。
「ehirumenuranakuzisibatatuh erusawowisadiboyon"arurisdaapar"erawetisos←」

   ぶわぁぁぁぁ
 す、砂煙が〜っ風が〜っ、前見えないから逃げらんないじゃないのよぉ〜
「ごべっ?」
 今頃になってデビルビーストがこちらに気が付いた
たぶんもうおそい。私もこのデビルビーストも。
「ubulousuve nruter←!(リターン エヴスォウブ!)」

  あぁもう、こんなのと一緒に星になっちゃうのね、
  死ぬならサタン様の腕のなかがよかったわぁ・・・
 そんな事を考えながら目をつぶっていたら風は吹かなくなった
そして目を開くと闇に包まれ足元から消えていく黒いデビルビーストとラパードが。
「・・・な!?アンタこんな便利なのあるならさっさと使いなさいよ!」
 何よ、驚いて損したわ。まったく。
「え〜、まぁ念のためだし。もし失敗したらこの一帯クレーターかもよ〜?」
 そういいながらにやっと笑う。
もしかして私を脅かして楽しんでるんじゃ・・・?
「それよりさ・・・そのバレッタ似合ってるよ」
「はぁ・・・そりゃどうも」
 はぁ・・・どっか頭でも打ったのかしら?
しかもマヂメ顔で言ってるし。
「・・・好きだ」
「はぁ・・・そらどう・・・はぁぁ!?」
 ま、まぢで頭打ったのね?打ったのよね?いつどこでか知らないけど!
「そっちはオレの事お子様としか見てなかったみたいだけど
  その流れる髪の美しさ、美貌、秘められた力の強さ、心の強さ
   それらすべてに惚れた」
 なっ!?告白?冗談?・・・でもものすごいマジメな顔で言ってるし。
  ふっ・・・美しさって罪ね
・・じゃなくて・・・
サタン様が好きだからこそ今日一緒にいるの分かってるのかしら?
「今日はもういいわ。サタン様がくる様子もないしフリも終わりよ」
「俺はフリじゃなかった。それともこんな下級魔族なんか相手にしたくないとか?」
 少し横を向いて悲しそうで切ない顔をした。捨てられそうな子犬のように。
はぁ・・・どうしましょ。そんな顔されたらごまかせない。
しかも本気だったなんて・・・
「そそ、そんな事ないわ、私はアンタを弱いとは思って無いわよ?」
「そうか・・・じゃ、問題ないって事か」
 え?そうとは言ってないわ。でも一歩近づいてきた。
「え、えぇと・・・でもさすがにお子様じゃぁ・・・」
 そう言って一歩後ずさった。 ど、どうしよう
「年の差なんて関係ないって言ったのはルルーじゃないか」
 また一歩近づかれる。 サタン様と同じ真紅の瞳が近づく。
「そ、そうだけど・・・それは「愛があれば」って条件付きで・・・」
 私はまた後ずさろうとしたが両肩を掴まれた。
「愛はこれから作るもの、違うか?」
 そしてそのまま目を顔を近づけてくる・・・
よくみる夢の中のサタン様がキスする前のように
 あぁ・・・もうどうしろってのよぉ〜
とか考えてる内にあと唇が触れ合うまで5cm…4cm…3…2…1…
   ・・・ゼ
「のわぁ〜〜〜!!!おのれラパードめぇ!
   お前まだ私の1万分の1も生きてないくせに先越す気ぃか〜〜!!!

 爆発して中身があらわになった青いポリバケツ大の中から
「さ・・・サタン様・・・?」
何故かサタン様が現れた。
「許さん・・・許さんぞぉ〜〜〜!!!」
 でもご機嫌が悪そう・・・は!もしかして予定通り焼きもちを・・・?
「許されなくても愛は止められない・・・そういうワケだから」
「なっ!?アンタ何言ってんのよ?」
 そんなごちゃごちゃ言ってる間にサタン様が魔法を使ってきた。
「うをぉ〜〜ssolc natas←(サタンクロース)!
どんっ「きゃぁっ!?」
 サタン様の魔法を客観的に見てたら横からタックルされたのを避けられなかった。
イクリプス!
 ガドドォォォォォォン・・・


「はぁ・・・はぁ・・・やったか・・・?」
 す、砂煙が多すぎて何も見えない。
そういえばサタン様の声がかなり近くに・・・
「・・・くぅ、何も見えん・・・ん?ルルー?」
「さささ、サタン様!?」
 きゃぁ〜〜!?良くみたらサタン様のすぐ近くだったのね。
「なっ!?ルルーではないか。え、えぇとヤツは・・・やったみたいだな」
 サタン様の視線の先を見るとラパードが"ばたんきゅー"していた。
「じゃ、私はこの辺で・・・」「お待ちになって!サタン様」
「・・・(汗)ではまたな」バサァ
 せっかく一緒にいるのに逃がしてたまるもんですか!
「ルルー、ファイトっ!」
そうよ、アイツだって草葉の陰から応援してる(と思う)わ。
   バサッバサッバサッ   ドドドドドドドド・・・
「待ってくださいサタン様〜☆」「げっ」
   バサッバサッバサッ   ダダダダダダダダ・・・
「私はサタン様を愛してますわ〜〜vv」「のわぁ〜」
   バサッバサッバサッ   ズドドドドドドド・・・
「愛してますわぁ〜〜!」「ひぃぅぃぃぃ!」
   バサササササッッ    どだだだだだだだ・・・



  かぁ〜  かぁ〜  かぁ〜
「はぁはぁ・・ぜぇぜぇ・・・待っ・・・あぁ、サタン様〜」
 あぁもうサタン様を追いかけて山越え野越え川越え海越え・・・
 さすがにか弱い(そうだろうかというつっこみは受けないわ)私は力尽きた。
 もうサタン様は見当たらないしカラスが鳴くから帰りましょう。
 夕日が目にしみるわねぇ・・・
ここはたしか・・・ぷよぷよダンジョン跡だったかしら?



「はぁ・・・」
 思わずため息、せっかくサタン様を手に入れられそうだったのに・・・
  あぁサタン様・・・
                「ルルー様」
  ・・・あら?何でここでラパードが出てくんのかしら?
                「ルル〜様?」
  あの子犬な感じの顔は反則よねぇ・・・
                「ルルーー様ー?」
  ホントに本気の顔だったわねぇ・・・告白されたのねぇ・・・
  やっぱりこれを機会として利用して思い切ったって事かしら・・・
                「ルールーーさーまーー」
  ホントにそうだったらどうしたら・・・ふるしかないのねぇ・・・
                「しくしく・・・ルルー様〜〜」
  明日会ったらキチンと断らないと・・・
  それでも童顔だけど美形?だったしもったいないような?
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あら?ミノ、いつからいたの?何か用?」
「しくしく・・・どうせ俺は牛さ、牛なのさ、ぶもぉ〜〜〜!」
「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」
「・・・はっ!?る、るるー様、・・・お、お食事の時間ですよ」
「そう、今日はかなり運動したしジャンジャン食べるわよぉ!」
「そ、そうです。そうですよ、ルルー様!」
 そうよ、ため息なんか食べて寝てふっとばすのよ!




「やっほ〜、あり?ルルー元気無い〜?」
 休みの次の日はあたりまえのように学校がある。
廊下でラパードが機嫌良さ気に挨拶?してきた。
「あら?アンタ・・・、カラダの方は大丈夫なの?」
「ん〜、多少きつかったけど防御したし〜♪」
 その場でくるくる回って歌うように話す・・・が、ただちとオンチである。
「そう・・・で、どーしてそんな嬉しそうなのよ?」
  もしも昨日ので喜んでたら・・・
「あのさ〜聞いて聞いて〜〜♪このまえのルルーに貰ったのがすごいんだよ〜♪」
 う゛・・・長くなりそうな話ね、よけましょ。
「・・・それより昨日の事だけど・・・」
「あぁ、もう昨日は歯が浮いて浮いて大変だったねぇ。
 オレの演技最強って感じだったっしょ?」
    ・・・・・・・・演技?
「やっぱ恋愛小説つついてきたのが効いたんだなぁもぅ。
 ルルーの恋する乙女のフリも上手かったんじゃな・・・い・・・か?」
   まったく・・・どうしてこう騙してくるヤツが多いの?
「る、ルルーどうかし・・・ました・・・かね?・・・じゃ、じゃぁな〜」
「待ちなさい」がしぃ
 私は逃げようとするソイツの服のそでをひっつかむ。
「なななな・・・何か私めにご不満でも?」
 何やら引きつった顔で変な事をのたまっているがそんな事はどうでもいい。
「・・・・消えなさい」 がきぃっ
「・・・なん・・・?」
ぶんっ!「アンタなんか星になんなさぁ〜〜〜い!」
「なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ ぇぇぇぇん・・・ルルーなんか、ルルーなんかぁぁぁぁ!
  キラーん☆
 ふぅ、すっきり解決・・・一番星はちょっと遠くまで飛んだかしらね。
「ねぇねぇルルー、昨日どうだった?サタン出た?」
「あら?アルル、・・・出たってどこぞの変態みたいに言わないでよ」
 そう答えながら声のした方向をみると・・・
「誰が変態だ、誰がっ」
 ・・・うわぉ、一緒に通学?なんてラヴラヴじゃない・・・
手は繋いでないみたいだけど。
「変態といえば貴方、貴方と言えば変態ってぐらいじゃないの」
 いつものようにおちょくるが
「・・・ふん、こんなヤツほっといて行くぞ、アルル」「へ?う、うん」
    すたすたすたすた・・・
 ・・・っかぁ〜、おあつい仲ねぇ。
 いつか私もサタン様と・・・
    うふふ〜〜〜
    きーんこーんかーんこーん
 あぁもうせっかく良い想像できてた所なのに・・・
まぁいいわ。とにかく博学という磨きも増してサタン様にアタックすべく
「いっくわよ〜!」「うるせぇ!授業始まったんだぞ〜〜〜!」


    戻ろうかね。裏-っと・・     前のを一回読もうかね



アルル「・・・終わったね・・・」
ルルー「・・・終わったわ」
シェゾ「・・・出番少なかったな・・・」
ラグナス「・・・最後らぶx2してたし一番最後のセリフ取ってるじゃないか」
シェゾ「そだな・・・アイツよりゃマシかって誰がらぶらぶ・・・」
アルル「へ?アイツって・・・誰?」
シェゾ「・・・出てきたのにココに居ないヤツだ」
ルルー「まぁ今頃地平線の彼方でのびてるでしょうよ」
アルル「・・・いい加減だねぇ・・・」
   じ・えんどうくん