| 魔導・3枚のお札
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昔々と始めるのはあきてきたけれど昔々、あるところにお寺がありました。
そこには和尚さん(といっても頭剃ってない)と坊主(同じく剃ってない)がいました。
「・・・剃って無くても坊主は坊主なんだ」
「シェ・・・じゃなくておしょーさん」
「何だ?」
「僧師の会っていつでしたっけ?」
「・・・・・・・・」
「・・・そーいえば今日だったなぁ・・・」
「・・・・・・・
「って・・・・・」
「のわぁぁぁぁ!忘れてたぁぁぁぁ」
「どーして忘れんだ和尚のバカー!」
「・・・・・・はぁはぁ」
「・・・・・・ふぅ〜」
「・・・は〜、じゃ、行ってくる」
和尚さんはそういってお寺から出ようとしましたが
ずべちゃぁ
「こらぁ待てぃ!最近鬼が出るんだから子供一人にしたらダメだろが!」
和尚さんはさっそく転んでしまいました。裾踏まれて。
「何しやがる!お前お子様臭くねぇしおとなしくひとりで留守してろ!」
坊主はそう一喝されましたがじとりと和尚さんを睨みました。
すると和尚さんはしぶしぶ懐からお札を3枚出して
「戸締りきちんとして、もし鬼に寺に突っ込まれたらこれ使え」
といって坊主に手渡しました。坊主はそれを懐にしまいながら
「最初から出しとけよ、ったく」
と呟いたために
ぼかっ
と和尚さんに叩かれてしまいました。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ヒマ!」
坊主はとっても暇を持て余しました。
「・・・・・・・・・・うぃ〜」
鬼がくるかもしれないので寝られない上隙間風が寒いという時期でしたから。
「ぶ〜〜〜〜〜〜、・・・あのさ〜坊主っての止めてくんない?」
じゃあなんと呼べと?
「・・・・・・あ〜〜〜〜もう!べつにいいさ、ふん!」
そんな独り言言いながら坊主がゴロゴロしていると
ぴんぽーーーん
何故お寺なのにインターホン・・・
前の和尚さんの趣味らしいですが・・・。
「・・・・・・」
「ごめんください、回覧板です」
「・・・・・・」
あれ?お客さんですが・・・出ないんですか?
「・・・・・・」
黙無視ですか
「をらぁぁ!回覧板だって言ってるだろうがぁぁ!
なんかとっても怒ってますけど?
「・・・・・・」
居留守ですか?
「・・・・・・」
「えぇぃ!開けろ〜!カーバンクルちゃんを大人しく渡せぇぇぇぇ!!!!」
おや、お客さん言ってる事がさっきと違ってますけど・・・
「・・・いい加減うるさいなぁ」
坊主は居留守に飽きたようです。
そしてお客さんも待つのに飽きたようです。
「ssolc natas←!(サタンクロース!)」
どごぉぉぉぉぉん
ぱらぱらぱら・・・・
あ〜、お寺の半分木っ端微塵☆に・・・
「痛ぇ・・・何しやがるこのボケ魔・・・じゃなくて鬼ぃぃ!」
なんと、お客さんは鬼だったんですか。だから居留守・・・
「ふぁっはっは、当然の報いだ!さぁ大人しくカーバンクルちゃんを渡せ!」
「・・・カーバンクルなんか持ってない・・・ってか劇なんだからマジメにやれよ」
「私はいつもお・お・ま・じ・めだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
鬼はとっても怒っている。坊主は呆れ顔で
「そーいえばさっき井戸にカーバンクルみたいのがいたよ?」
としょうがなく嘘をついてみました。鬼は凄い速さで井戸へ行きました。
「ていっ!」
ばしゃぁぁん
坊主は探す鬼の隙をついて井戸へ落としました。
そして懐からお札を取り出し
「atuseketekusat←!(たすけてお札!)」
と叫ぶとお札から煙が出て
「あぁ、せっかく薬が完成しそうでしたのに・・・」
お札の精霊らしからぬ金髪少女の姿の精霊がブツブツ言いながら出てきました。
「う〜、ウィッ・・・じゃなくて精霊さん、ここに落ちた鬼を退治して?」
「はぁ・・・何で私がこんな事・・・わかりましたわよ、oetem←!(メテオ!)」
ちゅどぉぉぉぉぉぉん
ぱらぱらぱら・・・
「うぅ・・・げほっごほっ・・・せ、精霊さんお世話でした(泣)」
さっきの精霊は魔法でお寺の半分の半分をふっとばしてくれました。
おかげで井戸が崩れ鬼が出にくくなったようなので坊主は逃げました。
隣の村まであと2km!
すたこらすたこら・・・
「・・・逃げる時の足音って謎・・・」
坊主がそんな事を呟いていると何か聞こえてきました。
「わたしのカーバンクルちゃんはどこだぁぁぁぁ!」
「知らないってばぁぁぁ」
どどどどど・・・
坊主と鬼の追いかけっこが始まりました。
しかし歩幅というハンデがある坊主はすぐ追いつかれてしまいました。
やはり説得のしようがないので坊主は懐からもう一枚お札を出して
「あ〜もう!・・・esaelpetekusat←(たすけてぷりーずお札)」
と、叫ぶとまたお札から煙と共に茶髪な少女の精霊が出てきました。そして
「あ、ありゅりゅ〜〜〜〜〜〜〜〜vvvvvvvv」
鬼はトップスピードを恐ろしいほど上げました。
「うわぁ〜〜?!何何何なんだよ〜!?」
精霊は坊主と一緒に逃げ始めました。
「な〜〜〜!?(泣)とにかくもう少ししたら二手に分かれよう?」
「え?う、うん、その方が効率いいもんね」
精霊と坊主はなんとか分かれ道に入りました。
精霊は右に、坊主は左に曲がりました。
もちろん鬼は真ん中の土壁にぶつかりちょっと止まりました。
けれどすぐに右に曲がって行きました。
「ふぃ〜、一休み、一休み」
坊主は立ち止まりその辺に腰掛けコッソリ持っていた非常食を取り出した。
「アルル〜待ってくれ〜!私の后になれ〜」
「うわ〜ん、やだよぉ〜」
どどどどどどど・・・
「何故逃げるのだ我が后よ〜v」
「后なんかじゃないよ〜」
ダダダダダダダ・・・
「ふ〜、お茶って美味しいなぁ・・・」
坊主は追いかけられている精霊をよそにお茶を飲みました。
ズズ〜〜・・・
お湯は法術で出しました。
「にしても女の人ばっかだなぁ・・・和尚の趣味かな?」
世間話?も一人でしました。
「うわぁぁぁぁん!何でボクばっかり追いかけられてキミは追いかけられてないの〜!?」
すどどどどどどど・・・
「そりゃぁまぁ・・・何でだろーな」
坊主はお茶を飲み干し、湯飲みをしまいました。
「ありゅりゅ〜〜〜〜〜VVvv」
「うわ〜〜〜ん!ボク帰る〜〜」
精霊がそう泣き叫ぶと
ぼしゅぅぅぅぅ〜〜
と音を立てて煙となり消えてしまいました。
「・・・あ、るる・・・?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
鬼は唖然とし、呆け、そして
「・・・か〜くんを返せぇぇぇぇ!!!」
思いっきり坊主の方に走ってきました。
どどどどどど・・・・
「・・・oyeruketekusat←(・・・たすけてよ、お札)」
と、叫ぶとまたお札から煙と共に水晶色の髪をした女の精霊が出てきました。
「きゃぁぁ!サタン様にお呼ばれするのをお待ちしており・・・て、またアンタ?」
「だ〜〜!!じゃなくて愛しの鬼が追いかけて来てるぞ?」
どどど・・・ぴた・・・
その精霊を見て鬼は突然止まりました。
「きゃぁぁぁ!サタン様が追いかけて下さるなんてルルー感激ですわ〜〜〜vv」
「いや、その、あのな、ルルー」
たじ・・・たじ・・・
鬼は精霊のストリップ状態?にたじたじしました。
「では今度は私が追いかけますわ♪」
にこぉvvv
その隙に音も立てずひっそりと坊主は逃げ出す準備を整えていました。
鬼はオロオロ慌てていましたがふと何か思いついたようで
「・・・!そうだ、ルルー!そこのラパードが隠しているカーくんを見つけたら始めよう!」
と言うと精霊は
くるり・・・にこっ
坊主の方を向いて笑いかけ
「あたくしとサタン様の愛のために捕まりなさいv」
と、言ったそうな。もちろん坊主はこう言わずにはいられなかった。
「裏切り者〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
しゅどどどどど・・・
そう言って逃げたけれど怪力自慢の精霊にかなうハズがなく
だだだだ・・・がしぃっ!
といった風に思いっきり捕まりました。
「ほーっほっほっほ!アンタみたいなちみっちゃいへんちくりんなんかすぐ捕まえられるわ」
「誰がへんちくりんでちっちゃくて弱っちぃだとこんにゃろ
・・・気にしてる事をずけずけいいやがって」
「サタン様、捕まえましたv」
「・・・何かブツブツ言いまくってるが・・・」
そう、坊主は呪いのお経?を唱えていました。
そしてその恐ろしい恐ろしいものが発動
した。
「・・・oritoehimayettamad←(らぱーどすぺしゃりんぐでらっくす)・・・」
お寺の周辺(隣の村のすこし手前まで)が無の空間となりました。
「なっ!?何があったんだよ!」
「あ〜、和尚さん、鬼がお寺壊したんだよ〜」
「・・・で、その鬼は?」
「ここの黒こげがそうだよ」
「・・・・・」
「・・・これはほんっとーに鬼がやったんだな?」
「うん・・・・・・たぶん」
鬼は村にはりつけにされ坊主は村を守った勇者?とされたそうです。
「心が鬼の者に対してのみ騙す事は許される」
と彫られた銅像も建ったようでした。
おしまい
戻るるるん。
あとがきんちょ
シェゾ「ふ〜、・・・疲れた。」
アルル「え〜?シェゾ結局なんにもしてないじゃないか〜!」
ラパード「・・・あ〜もう主役ってめんどくさ〜〜〜」
アルル「そういえば何か呪文の前に変な詠唱?があるけど何?」
シェゾ「ああ、アレか、・・・まぁ読み方がわかんなかったら書いたやつに聞くんだな」
アルル「アレって意味あるんだ?」
シェゾ「まぁヒントは・・・記号だな」
謎の声「たっけてくれぇ〜〜〜〜」
全員「・・・・・・・・・・・」
シェゾ「・・・をい、助けなくていいのか?」
アルル&ラパード「いい薬だよ/いい薬になるよ」
シェゾ「・・・・・・」
ウィッチ「薬なら私にまかせて下さいな☆」
全員「・・・結構です」