魔導物語 シェリーの災難記 ラグナスの章
「うー・・・眠っ・・・おい、何突っ立ってるんだ寝るぞ?」
俺はラグナス・ビシャシ。自分で言うのもなんかだが記憶喪失の剣士だ。
「・・・何か思い出したか?まったく、ぶつぶつ言いやがって・・・」
まぁかくかくしかしかでこいつ(シェゾ)と今日も同じ部屋で寝ることに
「おいっっっ!」
「あ?あぁ、寝るか」
「まったく・・・」
・・・こいつ鏡見てないのか?まぁいい。明日のために寝ないとな。
「・・・くかー・・・」
「・・・・眠れん」
なんか眠れなかった。べ、別に緊張してる訳ぢゃ・・・
「んー・・・す・・・」
・・・す?
「スルメ・・・おどった・・・」
なんだそりゃ・・・夢ん中でも酒飲んでんのか?俺てっきり・・・
「はっ!俺は幻惑系の攻撃には強いんだぞ!・・・て何言ってるんだ俺っ」
なんか俺今日中には寝られそうにないな・・・
「・・・おはよう」
「あ!ラグナスおは・・・どーしたの?目の下色変だよ?」
「いや・・・気にしないでくれ。それよりシェゾ起こしてやってくれ」
俺は昨日も今日も寝られなかった。理由は・・・聞かないでくれ。
「へ?シェゾどーかしたのぉ?」
「あ・・・そのぉー・・・」
「うーん、よくわかんないけどわかったよ」
アルルはシェゾの寝てる部屋に行った。俺は早めに朝食を取ることにした。
「・・・ルルぅー・・・」
「・・・どーしたのよアンタ。シェゾ起こしに行ったんじゃないの?」
「そのぉー・・・さ、シェゾ起こしてきてくれないかなぁ?」
「はぁっっ?!何で私が変態の目覚ましにならなくちゃいけない訳?」
「・・・ある意味犯罪なんだよね」
「・・・なんかよくわかんないけどわかったわよ」
今度はルルーが起こしに行った。・・・どうなるのか興味深いが内緒だったり。
「アンタ起きるの遅すぎよっ!」「誰も起こさなかったからだろうがっ!」
あれから30分後シェゾは起きて来た。ルルーも手が出せなかったのだろう。
「どーしてアンタ起きないのよっ!」「起こされなかったからだろうがっ」
「ねぇねぇ2人ともご飯食べないのー?」
「・・・食べるわよ」「・・・喰う」
アルルの一言で2人もお腹が減ってるのに気がついたんだろう。もくもくと食べ始めた。
「・・・」「・・・」「・・・」
食べ終わった俺が言うのもなんだがなんで食べる時
だけ静かになるんだろうな。
「ごちそうさまー!」「ごちそうさまでした」「ごっそさん」
ぼーっとしてたら3人とも食べ終わったようだった。
「そーいえばシェゾそのまんまの格好じゃ転びそうだよね?」
「しかも”シェゾ”って呼ぶのもマズイでしょうねぇシェ・リ・ィちゃん♪」
「・・・うぐぅ!」
「起こさなかったお礼に私が服コーディネートしてあげるわ。いらっしゃい」
「お、おい!ちょっ・・・離せぇーーー!」
「アルルとラグナスは出発の準備しておくのよー!?」
シェゾ・・・もといシェリーはルルーに引っ張られていった。
「お・ま・た・せ〜〜〜〜♪」
「・・・・・・・・・・」
1時間後、ルルーとシェリーは帰ってきた。
「うっわぁーーーシェゾかわいいー!!!」「・・・うっわ(汗)」
シェゾはルルー好みの服(激!ビラビラ、参照
ここ)を着ていた。
・・・俺だったら泣くかもな・・・見た目は似合ってるけど。
「そう?こんな地味なのじゃないヤツが良かったんだけどコイツ
『これがいい』って言うのよ?まぁシェリーちゃんの好みならいいわ、もう」
これより派手!?・・・なるほど、これが一番マシだと判断したんだな。
「じゃ!あたくしとアルルは先に探索してくるわ。時計台の時計の下にお昼前集合ね!」
「え?ちょっっ、ちょっとルルー?!」
ずりずりずり・・・
アルルはルルーに引きずられていった。シェゾは黙ったままだ。
「お・・・おい?」「・・・
なんで俺がこんな格好を・・・」「・・・戻るまでの我慢だろ?」
「・・・・・・・・探索するぞ!!!」「あ、ああ」
「ぜぇ・・・はぁ・・・」「だ、大丈夫か?」
たぶん女になることで体力が落ちたんだろう。
「休むか?」「・・・悪いが・・・はぁ・・・一人でやっといてくれ」「は?」
ブォウンッ シュゥゥゥゥ
シェ・・・シェリーは空間転移で去っていった。
「おっ?彼女に逃げられたね?」「は?・・・彼女・・・じゃないんだけど」
町の妙に軽そうな男が話しかけてきた。
「・・・なんでそう思ったんですか?」
「は?・・・そりゃあお前彼女の事横目で顔赤くしながらチラチラ見てたからなぁ」
・・・なんか気がつかないうちに見てたのか・・・
「で、おれっちがあの子もらっといていい?」
「・・・やめといた方がいいし無理だろうな」
これシェゾが聞いたらへこむだろうな・・・早く情報手に入れないと・・・
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