魔導うばすて山


 むかしむかしあるところに家族が年をとると近くの山に捨ててしまうという ひどいきまりがある国がありました。
 その村の一角に一人暮らしの人がいてその人がおじいさんになっていた ので村のだれかがその人を山に連れていかなくてはなりませんでした。
「どうしたらいいのよー」
「そうだったのー、あの人やけに強いのー」
「あ、そういやあの人より強い人がいたね」

「えーと・・・ボクがそのおじいさんを捨てて来なきゃいけないの?」
「そうなんだよ。お願いね?」
「え・・・ちょ、ちょっと!!!・・・いっちゃった」
 村の人はとある少女にそのおじいさんの事を押しつけた。
「うぅ・・・そんなことしたくないけどしないと村追い出されちゃうんだよね」
 その少女はしぶしぶそのおじいさんの家に行くことにしました。

「こんにちわ・・・あの・・・だれか居ますか?」
 少女はおじいさんの家に入りましたがだれもいません。
「・・・こ・ん・に・ち・・・」「おい・・・」
「わぁぁ!!!」
 少女の後ろに突然男の人が現れた。
「人んちに勝手に入りやがって・・・俺になんか用か?」
「・・・あ、ごめんなさい・・・おじいさんいますか?」
「・・・あんましじいさんって呼ぶな。俺になにか用か?」
「・・・だ、だからおじいさんを・・・」「俺が・・・なんだ?」
「・・・キミおじいさんなのっ!!?」
「だからあんましじいさんって呼ぶなって言ってるだろうがっ!」
「え・・・えぇーーー!??」

「じゃ、ボクいってきます」
「ごめんね。おしつけちゃって」
「いいんです。誰かがやらなくちゃいけないんでしょ?」
「俺1人でも行けたんだがな・・・」「アンタ逃げそうぢゃない」
「・・・んじゃ行ってきます」

 少女とおじいさん(に見えないけど)は山の中を歩いていった。
「おっか〜を越〜え〜いっこ〜うよ〜♪」
「・・・」「ねぇねぇ一緒に歌おうよ?」
「・・・わかってるのかお前、俺は捨てられに行くんだぞ?」
「・・・ゴメン・・・忘れてた」「・・・(をいをい)」

「この辺でいいんじゃねぇか?」「う、うん、そうだね」
「・・・帰らないのか?」「か、帰るけど・・・」
 少女は何やら言いづらそうな感じでもじもじ(?)している。
「『迷ったよぉ〜』とか言うんじゃねぇだろうな?」
「・・・そうだよぅ、しくしく・・・」
「おいおい・・・まぁそういう事だろうと思って印付けておいたから それ辿って帰れ」
「あ、ありがとう。で、キミは大丈夫なの?」
「さぁな。そこらで狼の餌にでもなるかもな・・・?」
「そんな・・・・ そうだ!ボクん家でかくまってあげる!うん!そうしよう!」
   ずりずりずり・・・
「お、おい。勝手に決めるなっ!ってか引っ張るな!聞いてるのか!」

 とにかくかくしておじいさん(略)は無理矢理少女の家の地下に 隠居(監禁?)されることになった。

「・・・をい」「今日ねぇ、隣の子がね、ジャガイモ分けてくれたんだよ?」
「・・・おい」「だから今日はカレーにしようと思って・・・」
「・・聞けよ」「・・・カレー嫌?」
 少女は上目づかいでおじいさん(やっぱ抵抗が)を見つめる。
「う・・・嫌な訳ぢゃないが 今日もカレーだろうが」
「・・・よかった、じゃ、ボク作ってくるね」

 こんな日が続いていたある日の事。この国のお殿様が
「ライレート作用を応用した開光牲天具を開発した者は褒美を使わす」
とか言ったそうだ。そのチラシが少女の元に来た。
「なんか1回聞いただけで眠くなりそうだねー?」
「ふっ、最近のヤツはこんな事も分からないのか。ライレート作用と 言うのは・・・」
 あまりにも長い話だったため少女が寝てしまったので略。

 とりあえずレポートを書かせてお城に持って行ったところ
「この問題がわかるなんて私の后にふさわしい!」
とお殿様に大絶賛だったけれど頭のなかがどこかに旅立っているっぽい ので褒美だけ貰ってさっさと帰ってきました。

 そして、またその数日後、
「インバインド効果を人為的に連続召還させる(略)案を持ってきた者には
  願いを一つ叶えてやろう」
と、またお殿様が言ったそうです。
 また少女はこれが書かれたチラシを持ってきた。
「フン、また簡単な話だな。インバイト効果は天性的な・・・」
これまた眠りの魔法をかけられたように少女は眠ってしまった。

 少女はとりあえずまた書かせたレポートを持って お城に行きました。

「をを!またきちんと書かれておるではないか!」
「はぁ・・・そうですかぁ」
「ではお前の願いのとおり・・・」
「あ、あの・・・願いは
  『おじいさんやおばあさんを捨てるきまりを無くす』
  なんです!実はこのレポートを書いたのもおじいさんなんです!」
「うぅ・・・わかったわかった。その決まりはなくそう。しかし・・・」
「しかし?」
「そのかわり私と一緒にハネムーンだっ!」
「・・・」すたすたすたすた
「なっ、なんで帰るんだちょっ・・・ま、待ってくれー! な、なぁ!私の后になって・・・
           おい!・・・ってこれで出番終わりかぁ!少ないぞぉ!がふっ!」


「ただいま、今帰ったよ!もう地下にいなくていいんだよ!」
「そーなのか?・・・でも地下もけっこうオツなモノだな」
「・・・キミってやっぱり・・・」

 とにかくおじいさんと少女は仲良く幸せに暮らしましたとさ。

  めでたしめでたし。

PS。ただ、おじいさんは地下が気に入ったらしく 地下ばっかりに居るそうだ。
  せっかくキマリがなくなったのにね・・・

とっぷっぷー

シェゾ「はぁ・・・おじいさんの役だなんて謎だな」
アルル「あは、でもピッタリなんぢゃない?特に地下に居る所が」
ルルー「ふっ、確かにねぇ。アンタジメジメしてるような奴だし」
ラパード「キノコ生えてるって噂だし、
       ホントは印付けて逃げようとしてるおじいさんだし」
シェゾ「・・・お前ら出てないだろうが」
ルルー「あたくしは一番最初に喋ったわよ?」
ラパード「えー、俺はジャガイモ余ったんで渡す村息子役」
シェゾ「・・・・ふっ。ヘボい役だな」
ラパ&ルルー「おじいさん/キノコよりマシだけど?」
アルル「・・・あはは・・・(汗)」
シェゾ「っーー!そうだ!サタンはバカ殿だったよなぁ!?」
サタン「バカ殿とはなんだ!!バカ殿とはぁ!!!」
シェゾ「ふっ、本当の事言ったまでだ」
ピンポンパンポーーン♪
なにやら乱闘になったので強制終了となります。
ご了承くださいな?
ポンパンピンポン♪