インフルエンザ予防接種のご案内
今年も、インフルエンザの予防接種の時期を迎えました。インフルエンザ予防接種についてお知らせいたします。
インフルエンザは冬季に流行を繰り返し、例年総人口の5-20%が罹患します。
高齢者では、インフルエンザは肺炎を合併することが多く、死亡原因の一つになっています。
また、小児においても入院の原因の一つとなっています。
インフルエンザにかからないためには、流行前にワクチン接種を受けることが重要です。
ワクチン接種を受けた全ての人で、インフルエンザの発症を防げるわけではありませんが、
ワクチン接種により重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。
予防接種法による定期接種では、重症になることや死亡の報告が多い65 歳以上の高齢者、
60〜64歳の基礎疾患がある方(心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能に障害があり、
身の周りの生活を極度に制限される方)が対象となっています。
任意接種では、医学的に接種が不適当と考えられる場合を除き、
基本的には全ての人(インフルエンザの発症と重症化を防ぎたい方)が対象になります。
小児については、日本小児科学会より『1歳以上6歳未満の乳児については、
インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率20〜30%であることを説明したうえで
任意接種としてワクチン接種を推奨することが現段階で適切な方向であると考える』との見解が出されています。
また、生後6ヶ月未満の場合は、効果や副反応がはっきりしていないこと、
母親からの免疫が期待できることから接種は行っていません。
6ヵ月から12ヵ月未満の乳幼児については、意見が分かれていますが、米国などでは接種を推奨しています。
1. 明らかな発熱を呈している者(通常37.5℃を超える場合)
2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
3. 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことが明らかな者
4. ワクチンは孵化鶏卵から作られており、卵アレルギーの方には副反応の恐れがあるため接種しません
ワクチンを接種し、抗体が増加し免疫が高まるまで約2 週間かかり、その効果は約5−6ヵ月間持続します。
インフルエンザの流行は例年12月から3月頃なので、その前に接種を済ませましょう。
2回接種する場合、2 回目は1回目から1〜4週間あけて接種します。
1回目は11月に行い、年内には接種を終えるようにしてください。
小児では免疫がつき難いため、インフルエンザワクチンの2回接種が推奨されています。
一般には13歳未満でワクチン2回接種、13歳以上(中学生からは)で1回接種とされています。
65歳以上の高齢者も1回接種になります。
一般的に副反応は軽微で、主な副反応は接種局所の反応です。
発赤、腫脹、疼痛をきたしても2〜3日で改善します。 その他、発熱や頭痛や倦怠感などがありますが、
他の予防接種に比べて頻度は高くありません。
お知らせ
予防接種は11月から行います。
費用について
*65歳未満の方は、任意接種となりますので自費となります。
(65歳以上の方でも高岡市以外に在住の方は自費となります)
当院の料金は、 ・1回のみ 3,600円
・2回接種 1回目 3,600円 2回目 2,000円
*65歳以上の方は、公費からの補助が受けられるため自己負担は1,200円となります。
(高岡市内在住の方に限ります。)
高岡市から送られてくる予診票をご持参ください