金子鷗亭記念 北鷗碑林 特集 本文へジャンプ




海つばめ 我も旅ゆき 霧にあふ  富山県高岡市在住 嶋崎一翠 
 
金子鷗亭先生は、近代詩文章の父と呼ばれ、我が国第一級の書家で、書道文化の振興発展に多大なご功績を残し、文化勲章を受章しておりますいことは多くの人々の知るところであります。松前町にとっても、大変名誉なことであり、郷土の誇りとして、名誉町民の称号を贈り、これを顕彰しました。また、平成六年には、町民の総意と創玄書道会の協力の下、金子鷗亭銅像を建立するとともに、鷗亭先生を指標とし、心の豊かさを育てる書の普及を図るべく、児童、生徒による金子鷗亭記念席書大会や公民館講座による書道教室の開設、さsらには、教育指針条例を制定し、「書を愛する心を育てる」を指針としているなど、書のまちづくりに取り組んでおります。
 こうした中、平成十七年、創玄書道会は、町のおねがねの申し出を受け、創立者であり、偉大な書家である鷗亭先生の生誕百年を明年迎えるにあたり、鷗亭先生の功績を末永く讃えるとともに、ふるさとを書道文化の発信地として、石碑建立を計画され、松前町を訪れ松前公園を適地として定めました。創玄書道会の揺らぎない絆の下、鷗亭先生の石碑十三基、門人の方々の石碑七十一基を製作し、これを松前町が寄贈を受け、ここに設置することができました。
この石碑群は、国内最大級となるもので、金子鷗亭記念「北鷗碑林」となづけられました。      松前町長 前田一男 あいさつ


2008/10/24(金)毎日新聞朝刊記事