キチチタケ

 明るく開けたカラマツとシラカンバ、ミズナラの混生林。雨上がりの腐葉土から顔を出したばかりのように、あちらにもこちらにもにょきにょきと頭をもたげるきのこ達。

 手に取るだけでヒダが黒く変色し、ぷつぷつと黄色いチチが滲み出してくる。舐めると苦く痺れるような刺激的な味が口中に広がった。食べれない事もないが食べる必要も無い。中には白いチチのものもあった。

 傘の中央が丸く窪んでいて、少しトウがたってきたものは杯状になっていた。




 撮影データ:2004年9月25日撮影、NIKON COOLPIX950、ワイドコンバーター、絞り優先オート、フラッシュオフ