#銅器もの


                                                銅器もの        

               花器    香炉、香立て、蝋燭立て    茶道用具

                                       置物、ブロンズ像           風炉、建水、水注

                                塗物焼物                       茶道用釜、鉄瓶


   巷のそっぽ見


     国の借金の良し悪しーーーーーーーーーーーーーー2010/01/07


 国の借金について論議されて久しい。 バブル崩壊以来、失われた10年その時々景気浮揚が叫ばれ、公共事業重視の予算が組まれて

きた。 国債には建設国債と赤字国債があると言われている。 赤字国債は特例法に基づいており発行には制限が設けられているそうです

。 建設国債というのは道路、橋梁、トンネル、河川、ダム、港湾、空港、建物等々構築物いわゆるコンクリートによるゼネコン主体の公共工

事に必要な資金の調達方法であります。 それでは企業会計の観点で考察してみましょう。 資産の取得のための国債ならば良い借金で、

単なる収支赤字のための運転資金の調達ならば悪い借金との位置付けだ。 では前述の構築物が将来しかるべく業者や団体に売却して

換金出来るものなのか、逆に言うとそれらを取得して民間の業態として成り立つものなのか、その検証が大変困難と思われます。

 又、国を相手に売買交渉を行うには特殊なコネを持つ一定規模以上の会社しか参加出来ないでありましょう。 まして投資ファンドが触手

を伸ばし好餌とされ、二束三文の処分価格になるでありましょう。 地方を含めて国全体の長期借入金現在額は862兆円で、内国債残高は

637兆円だそうです。 ではこの中での建設国債の額はなんぼなのか、構築物の換価処分の額を差し引いて借金をその分、過少に見るこ

とは許されるだろうか。 この意味で言うと建設国債、赤字国債の区別の必要性は全く無い。 埋蔵金しか国の借金の減額評価に見ること

は出来ません。 新政権は各省庁の事業仕訳を行ったが、国民には好評でありました。 この延長線上に2~3年間掛けて全部の独立行政

法人、公益法人の事業仕訳を徹底的に行って埋蔵金を洗い出して欲しい。 ある与党有力者はいくらでも無尽蔵に出てくると言っていました

。 埋蔵金の総額はいくらなのか、そして国の借金はネットでいくらになるのか、財政再建の道は遠いのか、国民に明らかにして欲しい。 

      秘書逮捕と一般論としての可視化ーーーーーーーー2010/02/01

 小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る疑惑事件が連日報道されている。 収支報告書の虚偽記載を問われ

衆議院議員一人をを含む三人の事務担当者が逮捕されている。 この逮捕に際して、東京地検特捜部は証拠隠滅や逃走の恐れが薄いと

思うけど、自殺の危惧を感じて踏み切ったのだと言われている。 2007年ナントカ還元水と答弁して、スポットを浴びた松岡利勝農水相が

記憶にあります。 高額の光熱水費を計上したと指摘され、未だ強制捜査は行われていなかった段階であったが、国会による証人喚問が

要求されていた。 本人は後日自殺を敢行してしまった。 この場合身柄を拘束する条件にはなかったかも知れないが、人命大事との観点

から捜査機関がどうも本人の様子がおかしいと判断して、逮捕という形をとっていたなら最悪の結果から免れていたことになる。

 では疑惑を持たれた人物の自殺の恐れの有無を判断できるのはどんな立場の人だろうか医師が良いのか、制度として確立しておく必要

があるのか検討すべきだ。 いずれにしても自殺の恐れのありやなしやの判断する役割はどんな役目の人が決めてそして判断基準を設け

たとしても、種々雑多のタイプに分けられる自然人に適用するのは非常に困難です。 身柄拘束をためらって最悪の結果を招いてしまったら

取り返しがつかないし又逆に過剰に反応して不当逮捕に連なり、問題が多すぎて結論が出ないだろう。 近頃取り沙汰されている捜査の可

視化の問題で法案を政府で出すのか民主党案として提出するのか、タイミング上検察権力に対する牽制に写るかどうか問われている。

 今後特捜は三容疑者の取り調べを徹底して行うでありましょう。 そして収支報告書記載に対する小沢氏の関与と資金の出所の実態解明

のために三容疑者の自供、自白を強要する動きが活発になるでありましょう。 最終目標は土地購入資金の一部がゼネコンの裏献金から

調達されたことを見出すことです。 小沢氏本人の事情聴取も始まりましたが、果して特捜部には裏献金についての勝算があるのか展開が

注目されるところです。 ここで警察、検察を含めて捜査機関の手法を検証したいと思います。 容疑者取り調べのやり方は密室で机を叩い

たり椅子を蹴ったり、大声をあげて脅威、強迫を与え又睡眠をとらせなかったりして精神、身体を極端に追い込んで最後に自供、自白を迫

るのが常道と思われる。 こうなると気の弱い人、孤立無援一人ボッチの人、生活が目一杯で余裕がなく気に入った弁護士も依頼すること

が出来ない人なんかが容疑を持たれると、捜査側では簡単に落とすことができるから犯人に仕立ててしまう懸念が強い。 担当刑事、検事

にしてみれば上司に評価されると思って結論を急いでしまうことになる。 これが冤罪を生む基になっている。 足利事件の菅家さん、氷見

市富山県警の柳原さんという重大事件の発生がこの由縁であります。 おまけに足利事件では未だに真犯人が検挙されていないし凶悪犯

人を時効に逃れさせたのは、警察、検察、裁判所も含めて大失態で全く取り返しのつかないミスを犯してしまったのです。 冤罪と言えば果

して死刑の判決を課してその執行が行われてしまった事例が過去にあっただろうか、考えただけでゾーっとする、恐ろしいことだ。

 捜査担当者に責任をとれと言ったって命の代替は無いのだから。 陸山会の事務担当者の特捜に於ける取り調べでは何の心配もありま

せん。 それは有力な弁護士の支援も多々期待できますし資金も豊富でありましょう。 捜査側も下手に強迫めいた対応は出来ないであり

ましょう。 可視化法案はこの陸山会事件がキッカケで国会に提案されるという意味は皆無でありますが、一般の犯罪捜査については冤罪

防止のため是非とも必要であります。 早急に成立さqせて欲しいです。


       望ましい医療の姿とはーーーーーーーーーーーーー2010/04/12

 「お変わりありませんか?」 三か月ブリにやって来た薬局の店長格に見える若い白衣の男性のお言葉である。

 「大きい額を請求されるんだろうなあ」と内心ビクビクしている自分に、彼はご愛想のつもりで言ったのであろう。

 ムーっとする。《「変わりがないから困るんだよ」薬が良く効いて「この薬のお陰で直ったよ」「お陰で薬の用事が無くなった。 ありがたいね」と言えるよ

う「お変りになりたいよ」》

 数年前までは病気というものは完治するものと思っていた。 医者にかかって薬を服用すれば、所要期間が過ぎて直るものだと思っていた。

 それが今では薬を飲み続けなくてはならない。メタボか 慢性病と言うんだろう。 「うらやましいなあ!薬局はビジネスチャンスがずっと続くんだから」

と恨みごとを言う。

 医薬分業の薬業分野でのやりとりであって、相手が医師の場合は素直で従順な患者となる。

 持病が悪化してガンになりはしないかと怖いから、お医者さんには色々と思ったことを質問もしたいし身体の観察をしてもらう必要がある。

 この世に未練がある、やはり単純な人間なのであろう。

 地方における医師不足、医師の偏在が問題視されている。 公立の総合病院で順番待ちをしていると1~2時間又はそれ以上待たされるのは

当たり前の現象である。 自分の番号と案内板を見比べてうろうろしています。

 ここで思うのですが金持ちの人、高所得の人、セレブだったらどんな対応をするでしょうか。 お金がかかってもいいから診察順を先にして欲しい。

  何処か高くても空いている診療所があれば移る。勿論医療技術が伴っていることが前提だが。

  この理論を突き詰めていくと公立総合病院には低所得者と、かっての中流層の残存がマナーを守っておしとやかに利用を続けていてセレブは

別の医療機関を選ぶという図式になる。

 現在の日本は貧富の差、格差の拡大がどんどん進んでいるのが実情である。

 医療の側からいうと、セレブ専用の医師を指向するのも簡単ではないと思います。

 多分、著書をヒットさせるとか、タレント化して頻繁にテレビ出演したりとか、ネットで巧みに知名度を上げたりの努力が肝要です。

 そして究極化するとセレブは健康保険制度に物申す政治グループの塊を形成してくるようになる。

 一部には保険料負担について最高額が設定されていて歯止めはかかっているが、格差の深化によって相対的に低位層にとっては益々堪えがたい

ことになる。

 高所得層とワーキングプアーの二極化と固定化が進行していくと、セレブとしては自分達の階層を連帯して守ろうとしたり、更にレベルアップを目指す

ことになる。 貧困層のために過大な負担は御免蒙るという主張が固まって来たら果して日本はどうなるのでありましょうか。

 貧困層の面倒などはこれ以上は見たくないという考えが起こるのは、人間として自然の成り行きと思われる。

 米国型なのか、欧州型は甘いのか、導入は厳しいだろうか。 日本独自の福祉社会の望める姿は存在するのでありましょうか!
     

        メディアであっても私企業、変節する魂ーーーーー2010/06/30

 6月27日読売新聞地方版によると、県内有権者の支持する政党は民主が34%と最も高く自民26%と続いた。 ほかの政党

は1割 に満たずみんなの党5%社民3%の順になっている。 支持政党なしが18%だそうで、24,25日の2日間に県内で世論

調査を実施した結果として発表している。

 私は読売新聞を40年間ずっと継続購読している。 政治面、社説、解説、スポーツ等大体のページには目を通しているつもり

です。 読売の論説の傾向ではっきり言えることは、自民党一党に偏向した立場を鮮明に表わしていることにある。

 新聞社は公共的機関という一面もあるが、利益追求を目指す株式会社の形態を採っていることから当然確立した経営方針の

基に運営していると思われる。 対象として描いている読者の層を想定してみると、やはり富裕者、既得権者、管理部門構成者

や世間の指導的立場にあると目される階層に焦点を絞っていると見られる。 

 そんな視点から読売新聞社としての判断は自民党を支援した方が、読者層に迎合していると見ての姿勢なのでありましょう。

 その証拠に政権交代後の民主党に対する批判は痛烈で度を逸しているほどです。

 自分はそんな上流階層では決してなくその日暮らしの底辺生活者です。 だから読者としては記事は真剣に読みますが、長年

の実践で割り引いて解釈することが習慣化されました。

 自民党王国と呼ばれ党員の組織率が全国一とかって言われた富山県で、党籍を離脱する人が目立つ昨今であるが政党支持

率で民主党が最も高くなったのは本当だろうか。 選挙区と比例区に分けての比例区での投票行動の調査においては、過去に

民主が上回ったことがあったかも知れない。 これは有権者の絶妙なバランス感覚の表れとされ起こり得ることです。

 読売新聞が世論調査を実施したと仰るのであれば間違い無しと思いたいが、逆に民主に油断させる為の謀略手法ではない

かと疑いたくなる。 翌28日地方民放による世論調査が報道され、それによると皮肉にも自民が上位でありました。

 私はテレビもよく視聴しております。 日テレ系日曜午後の「そこまで言って委員会」で内閣官房機密費が取り上げられたのを

見ました。 メディア側に恒常的に広範囲に機密費が意図的に流用されて、時の政権の維持拡大に資するというものです。

 政権側としては国家機密という制度は絶対必要だと主張し、金額、使途、相手先など重要事項は公開しなくても良いそうだ。

 麻生内閣終焉のとき衆議院選挙で惨敗して政権を民主党に明け渡すことが決定したその2日後に2億5千万円支出してその

内容を公開しなかったが適法とされているーーー、改革が望まれる。

 問題はもらう側が有り難く頂いて、口を閉ざし政権の温存に手を貸すーー都合の悪いことは国民に知らせないでいてメディア

が自らの存在を否定してしまうことにある。

 三宅久之氏はもらったことは認めていた。 その時点では政治家個人のポケットマネーと思って受け取ったが、後で機密費だ

ったのだなあと気付いたそうだ。 

 金 美鈴氏は残念だけどもらったことはないと言っていて、私ほどの者に持ってこないとはとの述懐だった。

 自民シンパのこの二人謂わば後期混合ダブルスだ。 それは強力パワーで絶対に折れない、引き下がらない、時には大声で

威嚇して黙らせる。 金さんなんかは特に民主党は大嫌いーー原口さんは総務大臣に就いているのに金さんの前では小さくなっ

ていて反論を控えているもんだから共演しなきゃいいのに。  鳩山幸夫人が嫌いで額に皺寄せて服装が悪いとか、言葉遣いが

気に入らないとか言っていた。

 三宅氏はテレ朝の番組では少し自説を意識して後退させているように見受けられる。

 ミスタータイガースの掛布雅之氏がかって日テレ系で頻繁に野球解説に出演していた。 そしてジャイアンツの提灯解説を

臆面も無く堂々と展開していた。 バース、掛布、岡田と一世を風靡して、日本一を成し遂げ甲子園のファンを大いに沸かせた

大スターだ。 そんな人が変節してジャイアンツへの肩入れの強い解説に一貫していた。 タイガーズファンならずとも不快感を

催すのは人情じゃなかろうか。 魂を売りに出したと思われても仕方のないことで、その結果としてツブシが効かない立場に追い
 込まれたのか、テレビに姿を現さなくなって久しい。 

 三宅氏の経歴は毎日新聞の有能な政治記者だそうだ。 毎日の魂が変節して日テレに取り込まれてツブシが効かなくならな

いのか、お年だから将来のことなど考えることはない結構なことだ。


          

 

 

 


 




お宝の蘇り    お値打の倍加


海野勝珉作銀製香合&香盆
20×27cm


 

    銅器もの                                          

 唐金製品ともいう。 鋳銅製、打出製があります。

 茶道用具、華道用具、仏教用具、屋内外置物モニュメントに銅器が良く使われています。 昔の職人さんはお一人で鋳造、仕上げ、着色

の工程を受け持っていました。 品物によっては仕上げの過程に複雑な違いがあります。 例えば轆轤加工、鑢、鏨による手加工、砂バフ、

や極細砂の磨き加工等々です。  着色の種類としては漆塗り、煮込み、焼成、燻しがあり又その繰り返しもあります。 そして銅地金は

極端に高価だったため、職人さんたちは本当に高度技術を駆使され失敗作であっても製品にした名人が多かったのです。 


   花器

 ここで水を入れて生花に使う器(うつわ)について述べます。 そして器は華瓶、花立、花入れ、水盤、砂鉢とかがあります。 

 年数の経過によって金属が風化すること、酸化によるもの、底部の接着部分の劣化によるものなどで水漏れが生じます。 そして水漏れ

の個所は一個に止まらないことが多いです。 実用性の面から言ってこの水漏れを修理することが何よりも第一です。 次に全肌面を

じっくり観察すると塩分、水分の付着によって腐食した部分や異物による深刻な汚れがあるものです。 こんなトラブル部分を直すとき大事

なのは、永い間の使い込みによって味わい深い時代色や艶が破壊されないようにすることです。 これが本題の「お宝の蘇り」そのものなの

です。

 
四方尊式
13.5×27cm
 

鰭耳丸蕪
17×30.5cm
 

花弁口獅子耳
27.5×14.5cm 
 

桔梗花入
18×19.5cm 
 
 
波千鳥足薄端
27×18cm
 

太鼓薄端
33×29.5cm
 

雲耳立華瓶
26×24cm
 

古銅木瓜口花入
 13.5×25cm
 
 
菖蒲文砂鉢
48×29.5cm

菖蒲文砂鉢
42×24cm

青海波文砂鉢
45×25.5cm

古銅龍耳花入
13×29cm



    香炉、香立て、灯立て、蝋燭立て、輪灯、灯篭

 飾り専用の香炉があって、これは蓋付きです。 蓋付きであっても香木、線香を焚くことは普通にあります。 蓋なしの香炉は勿論香を焚き

ますし線香を立てることにも使います。 香炉の永年の使用による破損は蓋の摘み(獅子、鳥、花など)の固定からの離れです。

 耳付きの香炉の場合は耳の離れが多いです。 摘みや耳の固定が直ったら、全面の汚れを時代による変化を守ってやってきれいにして

やります。 灯立て、蝋燭立てと言われる燭台ですが、灯の芯の部分が紛失したり折れたり曲がったりの修理が多いです。 鶴亀の灯立て

の場合は、鶴と亀の接合部分が狂ったり折れたりしていることが多いです。 すべての部分で補完、修正された上で表面の色や艶を整えま

す。 輪灯は吊り道具ですから部品が多くて紛失の恐れがあります。 吊りには適当な重量であるか問題がある場合が多く時々観察するこ

とです。 灯篭は以上の修理の外に電装の取付けを依頼されることが多いです。 寺院内の調和を考えて着色は黒味とか赤味を帯びた黒

味或いは黄味等の色を選びます。 この場合古い灯篭は全面色剥がしをした後行うのが宜しいと思います。

 
三具足
5.5寸
 

寺用六角菖蒲五具足
8寸
  

寺用輪灯
6.5寸
  

象香炉
33×19cm 

須賀月真作蝋型香炉
8.5×9cm
 

香炉桔梗口梅文
 15×17cm
 

香炉釻付宝船七福神
16.5×17cm
 

香炉三つ足四角地紋
11×20cm
 
 
香炉飛鳥型
12.5×12cm

古木灯篭
33×87cm
   


 


      茶道用具

 花入れは前述した。 鉄瓶、釜は後述する。

    風炉、建水、水指、水注等

 これらすべて使用した後の水分、手垢などの完全な拭き取りを怠った為に緑青の発生や異物による酸化で、深刻な汚れになったものが

多いです。 ものによってはサンドペーパーで内側を擦り、漆を塗って焼き付けることも必要になります。すり傷や凹みは極端に酷いものや

生地が薄い場合直らないことがあります。 


  

  

  

  
 
朝鮮風炉浜松文真形釜添
1尺5分×1尺2分

手向山風炉
35×22cm

模様入水注
15×23cm

蟹付建水
12×11cm



 

    置物、ブロンズ像、屋外銅像、仏像、モニュメント等

 誤って落下したりどこかに当てたりの傷や一部分解したりしての破損又は部品の紛失したものがあります。 室内置物で多いのは煮込み

色と焼成の色です。 この二通りの色の特徴は年数の経過によって益々味が深いものになり、所持者にとっては非常に愛着を覚えるものに

なります。 傷の補修をして部品を足して部分着色するとき、お馴染みの色と合わなくては何の意味もありません。 屋外の銅像、モニュメン

トにういては全体、前後、左右の写真と問題のある部所の大写しが必要です。

 
唐獅子香炉兼用
38×29cm
 

ねまり牛
41×18.5cm
 

レダと白鳥
43×75cm

本尊如来像
51cm
 
達磨大師像
20×45cm

鍾馗像
20×31cm
   



 

   茶道用釜、鉄瓶

 釜、鉄瓶は本体と蓋に分かれます。 そして釜の種類は何百種に渡り、概ね大きいものは炉用、小さいものは風炉用と大別しています。

 蓋は本体と同じ鉄で出来た共蓋(ともぶた)と唐銅で作った唐銅蓋(からかねぶた)があり後者が一般的であります。 唐銅蓋の損傷で多い

のは、摘みがとれてしまっていたりぐらちいていたり曲がっていたりしていることです。 そして表裏は漆が剥げ落ちていたり傷ついていたり

緑青が吹いたりして、薄汚れた感じになります。 摘みの固定をしっかりとして表裏の補修をするのですが、この場合慎重にしないと折角の

風味が失われてしまって時代がかった肌を損なってはなりません。 本体の問題は何と言っても鉄錆です。 酷いものは深く進行してしまって

穴明きになっているものもあります。 底なんかは特に薄くなっていて、底部の入れ替えの必要の場合もあります。 小さい穴は金漆(かなう

るし)と言って特殊な補填物を詰める方法を採ります。 簡単なものは錆を落として漆を塗り焼き付けてお歯黒を刷いたりします。

 とにかく釜、鉄瓶本体の本来伝統的な表面処理方法は漆、お歯黒、燻しであり又その繰り返しが最良なのです。

 使い込んでいくうち湯垢も一つの本体の構成物になって程よい茶の湯となるものなのです。 煮え音の鳴り金が紛失しておれば足しておく

こともできます。


  

  

  

  
 
京釜 四方型
20×17cm

亀文堂鉄瓶
16×22cm
   



 


       塗物の補修

   板物、棚物、台子等

 落下による当て傷の場合が多い。 凹み、傷を補修し部分を色付けする。 ここでも全体の古びた良い味の調和を整えることが重要です。

        高卓 33.5×64.5cm
 

       焼物の補修

   花器、花入れ、茶碗、水指、蓋置、香合、土風呂等

 焼物の補修の対象はその性質上破損の程度によって、修復が困難でお断りする場合があります。 又用途によってはつまり観賞用のも

のか、実際に水を入れたりして用いるものかによって決まります。 普通、天場の角や口の一部の欠けた所やひび割れを目立たなくすると

かの補修です。 間違いなくお宝として蘇ります。


              お宝の蘇り   開発克郎の工房  《カイホツカツロウ》

     

    〒933-0942 富山県高岡市川原町14-24

    FAX  0766-26-2558  携帯 090-2379-1438

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