記念品等で、高岡銅器の製品が、地元の人は家にたくさんあり、興味を持てないのは本当の良さを知らない為
で、非常に残念です。
焼型(やきがた)蝋型(ろうがた)などの、伝統的な手法。やさしい手作りの製品を見ていると、
どうしてこの良さがもっと皆にわかってもらえ無いのか、
寂しい限りです。
一点一点丁寧に作った製品は、新製品、昔からの品、
問わず「いい仕事」の製品がたくさんあります。
高岡駅前にある『金秀』では高岡銅器を製造直売で買うことができます。
ウインドウショッピングのつもりで高岡銅器をご覧下さい。
高岡銅器の歴史かんたん説明
当時、河内国丹南郡(関西?)より砺波郡西部金屋村(今は高岡市)へ転居していた鋳物師7名を高岡に
招き、特別の保護を与え現在の金屋町に鋳物工場を開かせたことに始まります。
当初、鍋釜など日用製品の鋳物だったのが、今より約200年前に、
銅鋳物技術を導入し現在に至っています。
♪〜か〜わ〜ち たんなん いいも〜の〜の〜起こり〜やがえ〜♪
♪〜いいまじゃ〜高岡〜か〜な〜やー町え〜えんやしゃやっしゃい♪〜
「やがえ節」の一節??
鋳物って!(かんたん説明)高岡市立博物館資料参考にしました
金属の鋳造方法には、蝋型(ろうがた)、焼型(やきがた)、双型(そうがた)、生型(なまがた)などに分けられます。
◆蝋型(ろうがた)鋳造
蜜蝋(みつろう―蜜蜂の巣で作る)で作った原形を鋳物土で囲み、蜜蝋を焼いて溶かし、その空間に銅などを流し込む方法です。精度の高い、一品製作の技法です。
近年、ロストワックス鋳造法が考案され、蝋型に近い精度で量産可能です。
◇焼型(やきがた)鋳造
鋳物土で作った鋳型を焼いて、水分を取り、型の中に銅など流し込む方法です。
細かい所まで型が取れ、仕上がりもきれい。しかし高度の技術と、手間がかかり、高級な鋳造品を造る技法です。
仏像、仏具、銅像、置物など
◆双型(そうがた)鋳造
外型(そとがた)と、中子(なかご)の間に溶かした銅などを流し込んで造る方法です。
◇生型(なまがた)鋳造
水を含んだ型の砂を焼かずに、そのまま押し固めて造る方法です。
経済的で量産ができる鋳造法です。
―専門用語多くてわかったかな?―
高岡銅器の代名詞!ー老子(おいご)の梵鐘
そもそも、戦時中、昭和16年に金属類回収令が公布され、当時梵鐘のあった全国の寺の90%余りが供出に応じたのでした。
(つまり梵鐘が第二次対戦の武器!になったのです。合掌)
戦後、再び梵鐘を求める寺院が多くなり、高岡の梵鐘作りの老子次右衛門(七代)が誠意をもってこれに答えました。
美しい形、みやびな音色が評判となり、全国から注文が来るようになったそうです。
一つ梵鐘を作ると音色が宣伝してくれたそうです。
全国にある寺院の梵鐘の80%を釜V子製作所(おいごせいさくしょ)が、鋳造しているそうです。
有名な鐘としては、広島の平和の鐘(毎年8月6日8時15分頃全国放送です)
ニューヨーク国連の平和の鐘(今話題の国連・・・皆で平和を祈りましょう)
高岡二上山の平和の鐘(昭和44年に建立。自由に打つことが出来ます。平和を祈ってゴーオン〜)